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呼吸する家
Palm/Breeze House
Future house(未来の家)をテーマとしたコンペの提出案です。ドバイの仮の敷地を想定し、建売住宅の新しい形が求められました。
そこでまず、この地域の歴史的な建築や、従来から使用されていたマテリアルを調査分析し、新しい住宅の提案へと変換することを考えました。まず歴史的な建築や住宅が、敷地を囲う境界壁を外壁へと利用し、隣人と壁をシェアしたり、「ウィンドタワー」という上空から風を室内への取り込む塔のような建築の工夫が分かりました。これはコストや工期に配慮し、地域の気候に配慮した独特な建築の建て方です。このような特別な建築の歴史があったにもかかわらず、住宅の大量生産の時代に欧米のやり方を取り入れたことで、この形式はなくなりました。
また、ローカルなマテリアル(ヤシの木、土、砂など)のマテリアルも忘れられ、建売住宅は、世界のどこにでもあるような白く無個性な建築が並ぶ状態となっています。
今回の提案では、欧米型の敷地の中央に建物を置く一般的な形式を見直し、境界壁に沿ってボリュームを配置し、中央を半屋外的に利用できる平面計画としました。また自動で開閉するウィンドタワーを使用して地域の歴史を取り込んだ、この地域ならではの建築の表情となるような提案としました。地域の独特な建築の形やマテリアルを再解釈し、現代の技術も利用して
【Plam/Breeze house(ヤシ/呼吸をする家)】という提案になりました。
2023
用途:住宅
場所:ドバイ
敷地面積:450㎡
建築面積:280㎡
function: House
site: Dubai
site area:450㎡
building area:280㎡
*Moとの共同設計







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